いた速

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映画「100日後に死ぬワニ」を観た。そこにあったのは"無"のち”苦痛”だった。

お久しぶりです。いためしです。 まあまあバズったプペルの感想記事以来の更新です。

 

こいつ炎上狙いのクソ映画のプレビューだけじゃねえか!!!と思われるかもしれないですが、

「なんか燃えてるからもっと燃やしたろ!」的な意図は全く無くて、ちゃんとTwitterでリアルタイムで1話から100話を楽しんで、特にこの作品や作者のアンチとかではないスタンスの者からしてもかなりしんどい映画でしたという報告です。

 

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Amazon.co.jp: 100日間生きたワニを観る | Prime Video

 

自己紹介は前回の記事から抜粋。よろしくおねがいします。

まず、お前誰やねんってとこから話すと、映画はそこそこ好きだけど月1~2くらいのペースくらいでしか見てない一般男性(28)です。

映画の手法とかもそこまで知りません。ちょっと映画見てるくらいのオタクの感想として読んでくれるといいと思います。

好きな映画は「ゴーンガール」や「9人の翻訳家」「ナイブズ・アウト」、

邦画だと「アフタースクール」、「キサラギ」といったミステリ系。

 

はじめに

そもそもこの作品がなんでこんな燃えているかというと、100日目にワニが死んで物語が完結した途端に、「ワニ公式アカウント開設!!いきものがかりとのコラボムービー発表!!」「書籍化&映画化決定!!!」「ワニグッズ発売!!!!」と情緒のコンテンツだったのに情緒のなさすぎるマネタイズを開始したことから反感を買ってしまったという背景があります。

 

最終日の流れはこんな感じでした。

 

 

  

「追悼!!」 じゃねえが・・・

 

 

当時の自分もまあまあ怒ってた

 

 

でもこの『100日後に死ぬワニ』に関しては、巷で言われているように自分もTwitterで1日目から100日目まで「こっからどう死ぬんだこれ!」と毎日楽しんでいたし、間違いなくあの時代のTwitterの話題の中心点だったし、最終日には「まだ更新されねえけど!!」「ワニ死んだって!!」とTLでも現実でも最高潮の状態で100日目を迎え、とても素晴らしい作品だったと思っています。

この事実は揺るがないと思っていました。

この映画を観るまでは。

 

 

以下、毎度ながらこの記事はネタバレを大いに含みます。

まだ100ワニ原作読んでない方や、「映画を観てみようかな」と思ってる方は読まないほうが良いです。

あとこの記事を読んで作品を観た気になってワニ映画を批判したい方は読まないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

前編 -100日間生きたワニ-

 100wani-movie.com

 

 まずこの映画、『100日後に死ぬワニ』ではなく『100日間生きたワニ』になっています。

もうこの時点で不安でしたが、「まあ漫画楽しんだし、話題になってるからお布施のつもりで・・・」と観に行ったら案の定不安は的中してしまいました。

 

 

映画が始まり、映し出される桜並木。

花見の準備をし、なかなか来ないワニを待つ一同。

待ちきれずにバイクに乗りワニを迎えに行くネズミ。

 

えっこれ最終日じゃん・・・

 

というわけでひよこ(CV.伊藤美来)を助けたワニが車に轢かれたところから100日前に戻ってお話がスタート。

 

そう この映画、起承転結ではなく結起承転の構成。

 

内容については原作漫画をちょいちょい端折りながら上手くまとめた感じ。

結構突っ込みどころはあるけど、まあ原作ありのアニメ映画ってそういう着地が多いしこの辺は仕方ないんじゃないでしょうか。

 

紙芝居とか揶揄してる人いたけど全然そんな事無く、ちゃんとアニメーション映画として無難によくできてました。

というか紙芝居は完全に言いがかり。絶対この映画見てないだろ・・・・

 

たださ、淡々と死に向かって行く本編に一切ワクワクしないんですよね。

もう冒頭でどうやって死ぬか分かってるし。

 

話に起伏が一切ない。ただ目の前に”無”が流れ続けている感じ。正直観ていて面白いと思わなかった。

言っちゃ悪いけど、あんなにボロクソに言ったプペルの方がしっかり緩急と盛り上がりがあって映画としては面白かった。誇張抜きで。

 

あとは映像作品と日にちの経過の表現の相性が致命的に悪いこともあって”100日間”が定期的に映る「○月」の表示と季節の移ろいの表現くらいでしか感じられなかった。

”100日”である必要がないんだよね。これについては最後で話します。

 

以上、前半パートを振り返ると「ワニたちの日常を映画化」というスタンスの映画でした。

Twitterで「100日掛けてワニがどう死ぬのか」というコンテンツを楽んでいたのに、映画では「死んだワニが100日間どう生きたか」という描写。

 

完全に推測なんだけど、思い返せばユーザーは100日間を掛けてどう話をまとめるかという構造に惹かれて「100日後に死ぬワニ」が気になってバズったのであって、

「100日後に死ぬワニ」のストーリーや登場するキャラクターに対しては特別な感情は無かったんじゃないかな。

100ワニのキャラグッズとか展開がコケたのもここにあると思う。

 

ユーザーが求めているものと供給する側の生産物が完全にミスマッチしてしまっている。

 映画もそんなミスマッチをひたすら煮詰めた感じの作品。

 

 

でも正直こうなることは映像化する以上わかりきっていたことでもあって、

問題はここじゃなくて、ワニが死んだ後のオリジナルストーリーにある。

 

後編-ワニの死後編-

ワニの死後、100日経過してワニの死を通してちょっと距離を置いてしまう一同。

そこに引っ越してきたオリジナルキャラクターのカエルくん

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カエルくん



こいつの存在がかなりしんどい。

簡単に説明すると、”距離感が分からないアグロ系コミュ障”

 

ワニの友人たちと色々あって、紹介してもらったバイク屋の店員のネズミに対して「つか俺ら同い年っしょ?じゃあこっからタメ語でいいよね!」

 

いや、お前初対面の客やぞ!!!

 

僕含め100ワニが連載されたTwitterに住んでるオタクってさ、正直こういうタイプ大嫌いなんですよね。(クソデカ主語)

 

もう見てるだけでキツくてしょうがなかった。

他のキャラにも距離感を間違えまくって明確に避けられる。ひたすらしんどい。

 

 

結局カエルくんはワニが最初働いていた喫茶店でバイトするんだけど、こっちでも馴れ馴れしくバイトちゃんに猛アプローチ。かなりしつこく誘いまくって毎度断られる。

 

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バイトちゃん

 

時が進み、バイトちゃんに告るシーン。

結局振られるんですが(当たり前)、それを聞いていたセンパイとの会話 

カエル「あと1週間でやめちゃうって言ってたから……」

 

いや、お前がしつこくアプローチするせいで居づらくなってバイトをしぶしぶ辞めるんじゃねえの????

 

とにかくカエルの存在が異質すぎて観るのが辛かった。

俺はいつの間にホラー映画を観にきたんだ?

まだワニが死ぬまでは分かっていることが淡々と進むから”無”で済んでいたんだけど、こいつが現れてからは”苦痛”でしかなかった。

こんなに早く終わってほしいと思った映画は初だよ。

 

そして振られたことで落ち込み、ネズミのバイト先で涙するシーン。

「実は引っ越す前に親友を亡くして……新しい街でやり直せるかなって……」

(いやいや…お前のそのアグロコミュ障ぶりじゃあどのみち無理だよ……)

 

それを見たネズミはカエルに心を開き、ワニの死を乗り越えたみんなと仲良くなってはっぴーえんど☆

めでたしめでたし☆

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前半40分(体感)ではワニと周りが親友になっていく過程の100日間を丁寧に描いていたのに、後半の20分(体感)はワニの死後急に出てきた距離感バグったカエルが周りに迷惑かけまくった挙句、急速にご都合的に仲良くなった

(しかも17分はひたすら周りが「なんだこいつ…」って時間で、仲良くなったのは最後3分くらいだから尚更ひどい)

正直100ワニを粉砕した商業主義のメタファーか??と思うくらいの邪悪で気持ち悪かったです。今までの時間なんだったの?ワニの死ってそんな簡単に忘れられるものなの?

 

カエルの存在を無視したとしても、周りが「ワニの死」を乗り越えて成長していくとかそういうのがほぼ描かれなくて原作がまあまあ好きでもしんどかった時間でした。(ネズミがプロレーサー目指す描写はあったけどね)

なんか急に現れた無礼なカエルがスッっとワニのポジションに収まった感じ。

 

NTR物でももっと丁寧に描くわ!!!

 

 

総括

 

公式から提示された100ワニ続編としての「ワニが死んだ100日後」の時間があまりにも”苦痛”でつらすぎてしんどすぎた映画でした。

正直、これが公式としての続編なんだ・・・ってショックでした。

 

以上。

 

 

本筋と関係ない細かいところでは、死後の話でセンパイがワニと観る約束していた映画を一人で観に行くシーンがあって、「そうだよこれこれ!!」って思ったんですが、映画館に入るシーンと出たシーンのみで、”一人だけど映画のチケットを2枚買って観る”みたいな情緒的なシーンをもう少し丁寧に盛り込んでも良かったかなあと思いました。ちょっと勿体なかったかな・・・(この辺は結構好みの問題)

  

正直な話、100日間を掛けてワニの死を描くという構造が面白くて流行った作品なんだからそこを受け止めてスピンオフとして「100分後に死ぬワニ」として1から練り直してオリジナル映画作った方が多分ウケたし話題になったんじゃないでしょうか……
というかカメ止めの上田慎一郎が監督やってんだからそっち方面の表現の方が得意でしょ……

 

あと、構図的にドラゴンクエスト ユア・ストーリーを思い出しました。

前編でしっかり本編をやって、後半でオタクが嫌がることをやってぶち壊す。あれも前編部分はしっかりDQ5をやっていて良い作品だったのにな……

映画 えんとつ町のプペルを真面目に観た。ダメ映画だと感じた理由を全部解説する。

お久しぶりです。もともと更新していないブログを1年半ぶりに動かしました。

理由としては先日観た映画「えんとつ町のプペル」があまりにも衝撃的だったから。

一部で「西野のサロン云々を抜きにして映画の出来は良い」とか言われてたけど全然そんな事なかった。

 この映画のダメだった部分を書き出していったら気づいたら7000字になっていたので伝えたい。長いけどよかったら是非。

 

poupelle.com

 

 

アマプラで無料で観られるようになったよ!

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Amazon.co.jp: 映画 えんとつ町のプペルを観る | Prime Video

 

この記事はネタバレを大いに含みます。

すべての違和感を説明する都合上、ストーリーの核心も大いに明かしています。

 

少しでも「プペルの映画を観てみようかな」と思ってる方は読まないほうが良いです。

 

映画プペルをボロカスに言っているので、

・この映画が大好きな方

西野亮廣さんが好きな方

・サロンメンバーの方

にこそ、「こういう考え方もあるよ」ってことで読んでほしいけどそれはそれで面倒くさいことになりそうだな・・・

 

まず、お前誰やねんってとこから話すと、映画はそこそこ好きだけど月1~2くらいのペースくらいでしか見てない一般男性(27)です。

映画の手法とかもそこまで知りません。ちょっと映画見てるくらいのオタクの感想として読んでくれるといいと思います。

好きな映画は「ゴーンガール」や「9人の翻訳家」「ナイブズ・アウト」、

邦画だと「アフタースクール」、「キサラギ」といったミステリ系。

 

「ここはこういう手法だよ」とか「ここはアレを示唆してるよ」って気づいてないことがアレばコメントに残してくれるとありがたいです。独りよがりな感想なので。

ただ、 「子供向け映画なんだから大人が映画見てストーリーや伏線に文句言うのは大人げない」的なコメントはやめてください。

クリエイターは子供向けだからと言って手を抜かないです。そんな半端な気持ちで映画を作ってる人はいません。多分。

 

感想を語る上での前提として、西野亮廣自体は好きでも嫌いでもないですが、サロン等含め明確に胡散臭い人物として見てます。絵本で絵を描いてる人のクレジットを消して全部自分の手柄にしたりとか、サロンでマルチまがいの80プペ騒動とかね。ゴッドタンで服をビリビリにされる西野は好きです。

この作品をちゃんと観るためにわざわざ絵本も読みました。

25.jp

 

当初は西野と作品を切り離してプペルを観ようと思ったんですが、そこら中に”西野の胡散臭い部分”が漂っていて、切り離して観ることは不可能でした。

正直、バイアスが掛かった感想です。

 

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手前の小さい男の子が主人公のルビッチ。奥のゴミ人間がプペルね。

 

何も知らない人にさらっとストーリーを説明する。

煙突モクモクの空が見えない世界で主人公のルビッチがゴミ人間のプペルと出会う。

死んだ(失踪した?)父親が創作して馬鹿にされていた「雲の上にあるらしい『星』」を見るために、馬鹿にする同年代の子供たちや、制止をする異端審問官(=国)に対抗する。

どうやらプペルには父親の魂が宿ってるっぽい。

海に投棄された船に気球にし、無煙火薬で雲を爆破し、星を市民のみんなに見せることができました!

国王も星を見て鎖国を解く。

プペルはバラバラになったけど星をバカにしていたみんなに見せることができてハッピーエンド!

 

こんな感じ。

 

まずはプペルの良かったところ!面白かったところ!

・絵が綺麗!STUDIO 4℃すごい!

・キャストほぼ全員俳優なのにみんな上手い!特に主人公のルビッチ役の芦田愛菜がすごい!

・技術屋のお姉さん(ドロシー)がかわいい

・アントニオ(ガキ大将)の秘めたる思い

刃牙ハウスのオマージュ

・国王が異端の発生の報告を興味なさげに貨幣をハンドスピナーにして回して聞く所

・空に浮かぶ方法が原作の”突然湧いて出てきた風船数百個”から”気球”になった

(煙だらけの空に覆われた世界でなぜ気球のノウハウが存在してたのかは謎)

 

以上だ!!

 

続いて当記事の主旨、プペルのダメだったところ! 

目標としての『星』があまりにも弱すぎて話が薄い。

まず、鎖国の理由が「貨幣を時間で腐敗するようにして流動性を高めたら中央銀行に怒られたので逃れて楽園を作りました!」って感じでこの話自体が”サロン”そのもので嫌でも西野の顔が浮かんで気持ちが悪い。この深堀りいる?

鎖国にあたって、「バケモノがいるという理由で海を塞ぐ」って理由は分かるけど、「空と星を見せない」って行動原理にすごい違和感を感じた。

 

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当記事の画像は公式Twitterより引用させていただいております。

 西野曰く、この映画は「夢を持つと笑われて、行動すれば叩かれる社会」という世界をえんとつ町に置き換えてその世界を変えたい、「挑戦者が笑われる世界を終わらせに来た」ってテーマ込められているらしい。

「父親が語っていた『星』を見る。いや、みんなに見せるんだ!」ってのがルビッチの行動原理で、これを笑って叩いてる市民。

観客はという存在を知ってるからバカにする市民を蔑んで観れるんだけど、メチャクチャな暴論としてグルの教義に帰依するんだ!みんなポアだ!という行動原理にしたら観客は「なんだこいつ」ってなるし、西野が言いたかった「夢を持つと笑われる社会を変えたい」って成立するし、”信念”を美化しすぎ

原作の絵本ではルビッチ自身が星を見るだけで終わっているが、映画になり「街のみんなに星を見せる」という方向性になり、この宗教的なヤバさがより助長されている。

しかも市民を危険に晒しかねない”上空で火薬を爆破させる”という本来の意味での確信犯のテロ行為を礼賛しており、星を主題にしても非常に危険で過激な描写となっている。

同じディストピア世界の進撃の巨人の世界観で例えると、エレンが「『海』を見たいんだ!みんなも外の世界を見たいだろ!?」って言って市民と憲兵団を振り払って、壁を爆薬で爆破する感じ。

 壁の外に巨人がいなくてよかったね。

 

とにかく価値観ができあがってない子供(大人も含むか…)に見せるには危険な映画かなと思いました。

 

舞台装置や伏線の置き方が雑

最初のハロウィンダンスに感じた違和感

舞台はハロウィンの夜。仮装した子どもたちがダンスを踊り、お菓子を集める。

そこにゴミに命が宿って生まれたゴミ人間であるプペルが交じることでストーリーが始まる。

 

これから物語が始まるんだな〜という、俯瞰で世界を眺めるシーンから、

”客席を向いてキレキレのダンスをする”

40秒のメイキング動画が公開されていて、このシーンの雰囲気が伝わるのでまあ観てほしい。

www.youtube.com

 

第四の壁を取り払う演出があまりにも急すぎるし、あまりにこのシーンが異質すぎて現実に引き戻される。

生まれたてのプペルも、小学生くらいの子どもたちもダンスがクソ上手い。

モーションキャプチャーしてるから当たり前なんだけど。

 

このシーンには「この踊りを流行らせたい!あわよくばハロウィンの定番にしたい!」という商業主義の意思が透けて見えて気持ちが悪かった。

 

そのために映画に登場する子どもにこのシーンだけダンサーを宿すことも厭わない。

キャラクターに愛着はなく、所詮映画を進めるための駒でしか無い。

そうとしか捉えられなかった。

 

★のマークに感じた違和感

まずはこの画像を見てほしい。ルビッチとプペルがダンボールで模型を作るシーンだ。

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一番違和感を抱いたシーン。

そもそも『星』という概念が存在しない世界が舞台なのに『星』と認識して使用される「★マーク」の存在。空は煙に覆われ、太陽も月も星も誰も見たことがないはずなのに、このシーンは本当におかしい。

 

この作品は世界観に一貫性が存在しない。あまりにも作りが稚拙。

 

このシーン以外にも

ルビッチのシャツが破れプペルに補修を頼んでいたが、プペルが約束を破ったことに怒ってルビッチが家に帰ってしまう。

プペルの腕にはのアップリケで補修したルビッチのシャツだけが残る……

という感動(させたい)シーンがあるのだが、

★マークのアップリケ!?(おそらく既製品) Wait... what? ....?

 他にも

「地上に植物はないけど土の中に化石がある」というシーンの直後に、家に帰るとそこには母親の作った食事が待っている。

子供思いでバランスがしっかり考えられているのか、食卓には野菜が並ぶ。

 そう、野菜が並ぶ。野菜が並ぶのだ。

一応現在も植物工場とかでサラダ菜を作ってるので辻褄が合わないことはないが、完全にギャグシーンだが……

 

 

【異端審問官】という違和感

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異端審問官たち。走る時の声がかわいい。

国側の異端審問官を設置する理由がきちんと語られないから、余りにも存在が浮きすぎ。一切対立構造にならず、観客から見てルビッチたちの邪魔をする単純な”悪”としての象徴となっている。

ぶっちゃけここは警察でもいいんだけど、そうするとルビッチたちが”悪”になってしまうから、都合の悪いことを隠すために異端審問官という異質な存在になってしまったとしか考えられなかった。

その割に、生前父親が「雲の上には『星』があるんやで〜!」って何度も紙芝居を街で見せてるんだが特に異端審問官が来るわけでもなく、それでいて見ていた市民が「『星』なんかあるわけねえだろ!!!」ってボコボコに父親を殴るという無茶苦茶な世界。

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このあと嫁と子供の目の前で「3人に勝てるわけないだろ!」って市民にボコされます。

ちなみにのちにルビッチも「『星』はあるんだ!」って言ったらガキ大将にボコボコに殴られます。

 

市民、いくらなんでも好戦的で暴力的すぎひんか???

 

一方で、プペルが街に現れると、即日「ゴミ人間が出た!」って異端審問官がお触書を出して、追われる身になる。

いや、ゴミ人間=異端って何・・・????

父親の行動のほうがよっぽど異端だが・・・(最終的に粛清されるが)


「市民に外の世界を知られないようにする」ってのが異端審問官の存在理由なはずが、星を信じない市民と異端審問官を"悪"にしたいがために設定があまりにも無理矢理で雑。

 

"悪"の描き方が非常に稚拙。

 

最後の「船を海岸で飛ばす前に止めさせる」ってシーンでわざわざ警報を町中で鳴らして、結果、野次馬が大量に海岸に集まるんだが、

異端行為を行ってる場面に市民呼び寄せてどうすんねん。

【異端に触れたもの=異端になりうる予備軍】という図式が当然なわけで、見た人全員を異端で粛清する事になるが……

あまりにも異端審問官の存在の一貫性が無さすぎる。

完全に警察を無理やり異端審問官にした副作用。

その後のシーンで「星を見て感動する民衆」が必要になるからってストーリが雑オブ雑。

 

あらゆるところにある都合の良さに感じる違和感

最序盤に色々あってゴミ焼却場にプペルとルビッチが運ばれてそこ脱出するんだけど、ゴミ焼却場が完全にマリオ64のステージ」なのよ。

ここではアクションシーンを見せたいという都合のせいで足場が急に動いたり鉄球とか飛んでくるの。ゴミ焼却場なのに。

感動の大冒険、そんなシーンあったか・・・? 

 

ゴミ焼却場を脱出すると次はトロッコに乗って地下の洞窟(坑道)へ。

ロッコのシーンもビッグサンダーマウンテンとかスプラッシュマウンテンとかそういう感じのアトラクション感を魅せたいんだな~という感じで特に響かず。

まあ子どもが喜ぶので良いのではないでしょうか。

 

ロッコがたどり着いた坑道で、こいつと出会う。

炭鉱泥棒のスコップだ。

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このキャラも声優が良かった。おしゃべりなキャラに藤森がぴったり

後にレジスタンスだと判明するんだが、こいつが「俺は無煙火薬で探鉱掘って泥棒してるぜ!!!」と後に爆発で使う無煙火薬の存在を猛プッシュしてくる。

そもそも世界観から火薬の存在が浮いてるのにわざわざ無煙火薬とアピール。

誰だって物語に慣れている人は「ああ、この無煙火薬使って雲を爆発するんやろなあ・・・」って想起する。

ものの見事にそうなるんだが。

 

それはもう伏線じゃないのよ!伏せてないの!ただの線!

 

映画を見る前にTwitterで感想をちらほら見ると「伏線が張り巡らされてる!」だの、「伏線の回収がすごかった!」だの、少しは期待してたんですけど

そりゃこんなクソデカい”線”、回収しないわけねえだろ! 

って一人で終わった後怒ってました。

 

他にも伏線の話。

プペルに死んだ父親が乗り移ってる!?って展開になるんだけど、原作と一緒で気付くポイントが「父親と同じ照れた時の仕草」のみ。

「仕草」をしたあとにルビッチが「もしかして、父さんなのか!?」ってプペルが問い詰めるんだけど、所詮、その動作をしただけでプペルはその認識もないし、全く分かってない。

 

こじつけレベルの雑さ。

 

せめてTENETダイエットコーラレベルの伏線だったらなあ。今までずーっと一緒に居たんだからさ……

一応、よーく見るとプペルを構成する胴体の部分の自転車だったり、のラッパが父親のものだったりも伏線(※劇中で回収されません)なんだが、いかんせんそのへんのパーツ普遍的なものだし、親父が死んで遺品を即捨てる不気味さを逆に引き立ててる。

 

プペルを毎日洗っても洗っても臭い伏線も「ルビッチがなくした父親から貰ったブレスレット」を探すために毎日ゴミ山で探していたという理由なんだが、”被差別者のメタファーとしての異臭"パラサイト 半地下の家族のように表現しているのかと思ったら全然違ってガッカリ…マジで臭いだけかよ…

 

家族との絆か。親友との絆か。

家族との絆

解説したように、途中でプペルが途中で父親が憑依してるとわかるのだが、この設定を活かしきれてない。

原作ではプペルから「なくしたはずの父親のブレスレットは実はプペルの脳みそ」という開示がされるのだが、映画は逆で、ルビッチが傘の中にあるブレスレットを見ただけで脳みそだと不自然なほど一瞬で気づく。まあ、ここの不自然さの解説はもういいか・・・


"プペルに入った父親がロスタイムとして生前不足していた「父親らしさ」を身につける"みたいなストーリーだったら父親である理由も分かるけど無し。

プペルに憑依した父親も見たかった星が一緒に見られて終わり。

 

生前、父親がルビッチの事を「チビ」って呼んで、ルビッチが「ルビッチだよ」というやりとりをしているのがあまりにもわざとらしく、伏線かな?と思ったが、

最終盤のクライマックスで完全にプペルが父親の姿になったときも

「頑張ったな、チビ」

「ルビッチだよ」

と。


いや、親子の絆の話にするなら一番の見せ場ってそこでようやく「ルビッチ」って名前で呼ぶシーンじゃん……

 

ここで「ルビッチ」と初めて自分の子供の名前を呼んだら"父親の成長"も描けた良い父息子モノの映画になれたと思う。非常にもったいなかった。

友達との絆

友達がいないルビッチに出来た友達なのに、いつまで経ってもプペルは「ルビッチさん」と敬称付きで呼ぶし、毎日臭くなるプペルに対して「くっさ!」と割とダイレクトに言っていたりと、そもそも友達と呼べる関係性なのかすら謎のストーリーだった。

「友達なんだから”さん”付けしなくてもいいんだよ!」とかルビッチが言うシーンがあっても良かったんじゃないかな。

そこに突然プペルが父親ということになったもんで、完全に友情のストーリーではなくなってしまった。

最後はプペルがバラバラになってお別れって感じなんだけど、「プペルは実は父親なんだーー!!感動しろーー!!」って動線のせいで、父親とのお別れシーンになっていて、今まで歩んできた”ゴミ人間のプペルとしての人格”とのお別れという意識がゼロ。今までの90分はなんだったんだ・・・

 

星を見ることに固執した結果、家族との絆も友達との絆も中途半端な映画になってしまった。

 

エンドロールで余韻を感じさせろ!!!!(怒)

エンドロールを最後まで観て余韻に浸りたい人間なので、事情があるにせよエンドロールの途中で席を立っちゃう人に「もったいないなー」と毎回思ってるんですが、

 

 

www.youtube.com

 

エンディングの歌詞のサビの

Hello Hello Hello ハロウィン プペプップー プペル

 の部分

 

なんだよ!「プペプップー」って!!!ギャグかよ!!

 

総括

この映画では僕は感動できなかった。何回も見たくなるほど伏線が優れてもいない。

(アニメ映画なら羅小黒戦記、何回も観たくなる映画ならTENETがおすすめだよ。)

要所要所でキャラと乖離した違和感ある自己啓発っぽいセリフを連発してくる。とにかく説教臭い。そこらじゅうに”西野の匂い”が漂う映画だ。

 

 

最後にこの映画を振り返ると、ルビッチは何もしていないのだ。

ただ「『星』を見たい」という強い信念を持っただけ。

プペルが謎の力で父親の船を引き寄せ、

気球はプペルがミシンで縫って、

エンジンはコネで技術屋に作ってもらって、

無煙火薬もコネで譲ってもらう。

異端審問官には職場の同僚が立ち向かう。

 

夢を持てばそれを信じた同志が手助けをしてくれる。

 

あれ・・・これってどこかで・・・

 

完。

 

(追記1/29 12:20

たくさんのコメントありがとうございます。もはやコメント欄の方が本編みたいな感じになってますが、匿名で意見を忌憚なく飛ばせる場を設けられて良かったです。皆様も是非。

 

あと、コメントで教えていただいたのですが西野さんのブログで言及頂けたようでビックリしました。ありがとうございます。

(追追記1/30 9:20

どうやらコメントの有識者によると、各所で動機面について追求されているようで、当記事の言及ではないかもしれないとのことでした。不正確な情報を載せてしまい誠に申し訳ございません。それにしても、全く文筆業を仕事にする事を考えたこともないズブの素人だったので元小説家志望やらライターやら言われると文才をお褒めいただいたみたいでなんか嬉しいですね。ありがとうございます。)

「動機」を重く捉えている人が大成しない理由 | 西野亮廣ブログ Powered by Ameba

https://ameblo.jp/nishino-akihiro/entry-12653042904.html

 

「動機は最初は小さくてもいい」というのは私もそう思います。自分も高校も大学も職場も選んだ理由はだいたい家から近いとかスラムダンクの流川みたいな小さなものだし。

ただ、動機を大きく、重要な物に見えるように補強していくのが物語なんじゃないかなと思います。

例えば、「『星』を見るのにはこれが必要だよ、集められる?」とか、「火薬を使って『星』を見せるには危険だけど、そのリスクをどうするの?」とか、「失敗したら命を落とすかもしれないよ?」(これは子供向け作品では適当ではなさそうだが)とか、様々な葛藤や障壁を乗り越えていく事で"覚悟"を描写して動機に説得性が増す。

ルビッチが『星』を見るための障壁を乗り越えていく描写が薄く、最後になんとなく全部揃って『星』を見れてしまったから、結果動機が小さく見えてしまっているのがこの映画の勿体無いところなんだと思います。

後出しみたいでごめんなさい。)

ご報告

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こんばんは。

 

日頃応援してくださっているみなさま、支えてくださっているみなさまに、お伝えしたいことがあります。

 

私、いためしは本日7/1(月曜日)深夜にかねてよりお付き合いしておりましたKING OF PRISMさんとこの度結婚した事をお知らせ致します。

 

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(一度やってみたかった)


いやぁ…KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-最高でしたね・・・

 

2016年1月にキンプリと出会い10回以上も劇場に足を運び、レインボーライブを観て、キンプラで地球の色が黄色いことを知って、そして今回のスッスッス、キャラの深掘りがようやくされて、本当に最高でした・・・(語彙力)

最後はみんなでボーイミーツガール、ずっとずっと聴きたかった曲なので本当に良かった………

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二人の顔めっちゃ好き

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菱田ァ!!!!!!!!!!!!!てめえ!!!!!!!!!なにがFinだ!!!!!!!

 

2期で会いましょう・・・

 

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グンナイッ

 

追記

 アレクとルヰのStarvedForYouって曲がまーーーーーーっじで最高なので全人類聴いてくれよな

試聴だけでも!!!試聴だけでもいいんで!!!!

StarvedForYou

StarvedForYou

 

クロノレガリア人口を増やすために「初級者が中級者になるコツ」を教える

どうもいためしです。前回はFGOアーケードをすごい勢いでこき下ろしたのですが、 そんなアーケードゲーム界隈に新たな新生が生まれました。

それがクロノレガリア。

chrono.sega.jp

 

正直なところ、

「ソウルリバースがやられたようだな…」
「フフフ…奴は四天王の中でも最弱…」

みたいな感じでこれもまた沈むのかなあ・・・という第一印象でしたが、誘われて遊んでみると結構面白い。

 

しかしまあ、これが全然話題にならない。

 

執筆段階で稼働約2週間が経過していますが、正直プレイしてる人がめちゃくちゃ少ないと思います。

 

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最初は無料なのに遊んでる人、15人以下!w

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実質2人しかいないが・・・


これ職場に一番近い埼玉県の24時間営業ゲーセン(録画台あり)の店内ランキングなんですが、2/12~3/6の間に100円玉を入れてる人が上の2人しかいないという驚きのインカム率。(最初の無料プレイで全国を遊ぶと110ポイントは確定でもらえる)

 

いや冷静に撤去でしょ。

 

僕はこのゲームがまあまあ面白いと思ってるし、スリキンから始まりソウルリバースFGOアーケードと正直なところ最近芳しくないSEGAのアケゲーが、(三国志大戦で青春を過ごした手前)このまま沈むのは悲しいのでなんとかこのゲームを遊んでもらいたくてこの記事を書きました。

 

1.このゲームに100円を入れる理由

「正直家でスマホゲーでポチポチしてるだけで楽しいのになんでわざわざゲーセンまで行って100円入れなあかんねん」ってのがまあ正直思うことだと思います。

だけどこのゲームは違います。

 

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通称「生活保護

なんと現在キャンペーン中で300円入れると1000円貰えるかもしれないんです!!

(しかも毎日抽選)

info-chrono.sega.jp

 

「でも全国で100人だから全然当たらないんでしょ?」と思ったあなた、この記事の上の方をもう一度見ましょう。

そう、全然クロノレガリアを遊んでる人がいないからめっちゃ当たりやすいんです。

実際僕も当たりました。3日に1回当たれば実質無料、更にそれ以上のペースで当選すればお金が増えていくという現在の錬金術

 

ね、興味出てきたでしょ!!!

 

せっかく100円玉を入れるんだから画面の向こうにいるのオタクをボコボコにしてストレスを発散したいもの。

そこで、いきなりゲームを始めた初級者が一気に中級者になるための指南をしたいと思います。

 

2.で、このゲームは何するゲームなの?

ズバリ、このゲームは計算ドリルです。

åå¼·ããã女ã®å­ã®ã¤ã©ã¹ã

しかも2桁の足し算と引き算。

 

最低限、義務教育を終えていればこのゲームが上手くなる素質があります。

おめでとうございます。

 

操作方法や基本的は概要はチュートリアルをプレイしていただければ問題ないと思うので、ここから初心者でも勝てるようになる方法を手短にお教えします。

 

では、実際にどんな計算ドリルなのかを見ていきましょう。

3.計算ドリル実践編

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まず、HP100 攻撃力50のユニットを場に出しました。

対戦相手は対面に同じHP100 攻撃力50のユニットを出してきたとします。

 

そのまま戦闘をするとお互いのHPはこうなります

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お互い死んでしまいますね。

 

そこで、このゲームではバフ/デバフを駆使して戦っていきます。

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・まず、相手の攻撃力10を下げる

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味方のユニットだけが生き残り、一方的に相手を倒せました。

 

 

・続いてHP回復を1回目の戦闘後に打った場合は

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こちらも味方のユニットだけが生き残れました。

 

・最後に攻撃力を20上げた場合

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こちらは結果を見ると相打ちで何も使わないのと同じ結果、つまり攻撃力アップを使った分、損してしまいます

 

つまりこの戦闘で行うべきなのは

・相手の攻撃力ダウン

・1回目の戦闘後にHP回復

のどちらかが最適解となります。

 

もちろん相手も同じことを考えて一方を取ろうとするので、この「一方を取るために攻撃力とHPを比較し、手札から最善手を打つ」計算がガンガン続いていきます。 

 

例えば

・50/100 対 50/100から相手から-10を打ってきて

40/100 対 50/10040/050/20で死ぬので相手を-20して

・40/100 対 30/100→40/1030/-20

・相手が20回復を打ってきた!何かしなきゃ!

現状 40/100 対 30/100(+20)40/10 30/0

・いや、何もしなくてもこちらが勝つ!!

 

と現在の攻撃力とHPから何回めの戦闘でどっちのHPが先に無くなるかを計算することで戦闘に生存し、相手の島まで辿り着く事で相手の顔面にダメージを与えられます。

 

これが計算ドリルの本質です。

 

 基本的にこれさえできればランク4あたりまではサクサクと進めることができると思います。

 

できないって人は計算ドリルを買って自分のランク上げに励みましょう。

 

 

4.ガチャが回せるよ!やったねたえちゃん! 

「計算ドリルの話は分かった、でもカードゲームだしカードを揃えるのにお金かかるし結局遊べないんでしょ?」と思ったあなた、実はそんなこと無いんです。

 

運営もユーザーがまずゲームに触ってすらくれていないことに気づいたのか、やたらとガチャチケを配布しています。

 とりあえず無料チュートリアルからの無料1戦→スマホで.net登録(無料)→ガチャまでは無料で出来てしまうのでゲームセンターに行って筐体に座るところから始めてみてください。

 

最初のデッキはこんな感じでいいと思います。

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一番下のLE無くても別に問題ないです

 

とりあえずがレーンに出て、黄色がひたすらサポートして計算ドリルが鉄板の動きです。

間違っても黄色をレーンに出撃なんてことは緊急時以外しないでください。こいつらはHPも攻撃力も劣るためサポートが必須であり、しかも戦闘していると自身からはサポートを飛ばせない仕様のため相手から見たら絶好の餌です。

逆に相手が黄色をレーンに出してきたら高揚(戦闘するたび攻撃+10)持ちの赤をそのレーンにだして美味しくいただきましょう。相手を倒すと一定時間出撃もサポートもできなくなるため、高揚持ちでなくても有効的です。

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コモンなのに未だに引けません(キレ

 5.ゲームをする上で有益なテク

 

興味がある方はぜひ公式の解説動画もご覧になってください。

www.youtube.com

 

動画の最初がトレジャーが各レーンに埋まってるって話なんですけど、正直計算ドリルを必死解いてる途中に記憶力試されるとか正気の沙汰じゃないんで忙しいですが画面に付箋を貼り付けておいてトレジャーを開いたら剥がすって原始的な方法で覚えてトレジャーのまだ埋まってるレーンにユニットを送りだすのがおすすめです。

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maimaiの手袋みたいに付箋配ろう

 

3M 付箋 付箋 ポストイット  強粘着見出し 50x15mm 90枚x5個 蛍光 700SS-NE

3M 付箋 付箋 ポストイット 強粘着見出し 50x15mm 90枚x5個 蛍光 700SS-NE

 

 

長くなったのでこの辺で終わりにしたいんですけど、こんな遊んでる人も少ない枚なゲームの記事を最後まで読んでくれた人に重要なテクを教えようと思います。

 

それはスルー術です。

 

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こんな感じに隣で戦闘中をしているのを見計らって空き巣しに来ました。

 

このゲームを始めたての頃は「あ、敵が来た!倒さなきゃ!」と全部のレーンで勝利を目指してしまう人が多いです。

ただこれ、今戦っている右のレーンで勝利をすれば50ダメージを与えられるのに対し、この黄色をスルーしても40ダメージしか本体に入りません。

つまり、スルーしてもリードしていることに変わりないのです。

 

なんならこいつはこの後トレジャーを開けて、ダメージが20%軽減される「鉄壁」のスキルを得ました。


足し算引き算のドリルやってる時に急に0.8の掛け算をさせられるのは正気の沙汰ではありません。なおさらこいつはスルーです。

 

さらに、こんな感じで戦闘を補助するついでに2体の攻撃力を-10するデバフを打つと

 

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自分に入るダメージも減少します。

 

こんな感じでとにかく紫の攻撃ダウンが戦闘補助かつダメージ軽減でめちゃくちゃ強いのでうまく活用しながら最高のクロレガライフを送ってください。

 

これができるようになればもう中級者です。

 

必死に計算ドリルを解いているのにすべてやり直しさせるソーケンという畜生キャラもいるのですが、それはまた別の機会に。

 

みんなもクロノレガリア、遊ぼう!!

脱出ゲーム録 07 ある牢獄からの脱出2

前回、無事に刑務所からの脱出した我々は、「実はあの刑務所には宝物が隠されている」という情報を聞きつけ再び牢獄へと収監される・・・

前回参加した「ある牢獄からの脱出」の続編の公演。(脱出できませんでした)

 

ある牢獄からの脱出2

ルーム型 アジトオブスクラップ東新宿

参加日:2018/10/08 15:30

参加人数:10/10(6人 三国志大戦勢)


謎の難易度:★★★☆☆

探索難易度:★★☆☆☆

ストーリー:★★★★★

目新しさ:★★★★☆

爽快度:★★★★☆

 

結果:成功


約9分も残して成功!!

 

牢獄1の続編というか、同じ会場で週替りで行っている公演ということもあり、1のギミックがほぼそのまま出てくるので(故に1をプレイしてからのプレイ推奨!!)、勝手がわかっていることもあり探索がかなり楽。その上途中から前回あったあるものがごにょごにょ。それでも前回と同じく情報共有がかなーり重要な公演だなーと思いました。



自分が行ったときは387/1511で約3割が脱出成功とかなり難易度が低めの公演だし9分残しも頷ける。


必須ではないが1をプレイしてないのに行くと若干置いてけぼりにされてしまうかも?という感じなので実質リピーター公演みたいな扱いで参加してもらったほうがいいとは思います。もちろん1をプレイしてなくても楽しめます。

 

逆にこっちを先にプレイして難関の1の攻略を有利に進めるのもありかもしれません。その辺は楽しみ方次第。

一部過激な表現があるので苦手な人はご注意を(見ない選択もできます)

 

この回で一番驚いたのはなんと中学生(小学生に見えた)がソロで参加していたということ!

おそらく初対面であろうソロ参戦のベテランの男性の方とまるで親子かのように連携をして探索・謎解きをバリバリ行っていたのでめちゃくちゃすげえ・・・って驚きまくっていました。

どんだけ裾野が広いんだリアル脱出ゲーム・・・!

 

累計成功率 43%(3/7)

脱出ゲーム録 06 ある牢獄からの脱出

ある牢獄からの脱出

ルーム型 アジトオブスクラップ東新宿

参加日:2018/10/08 17:30

参加人数:10/10(5人 三国志大戦勢)

結果:処刑

謎の難易度:★★★★☆

探索難易度:★★★★★

ストーリー:★★★★☆

目新しさ:★★★★★

爽快度:★★★☆☆

 そこそこ経験値を稼げてきたので関東で行われている中で最難関と言われているある牢獄からの脱出に挑戦。脱出成功率は約2~3%とのこと。

 

結果は失敗。最後の謎までは行けたが、あと3分は必要だったなあという感じで無念。

 

ひたすら探索と謎解きの難易度が高く、シチュエーションも相まってひたすら面白い。さらに参加者全員で情報共有をすることがめちゃくちゃ大事でした。

 

あと僕の回は看守さんがかわいかったです。

とにかく羞恥心を無くしてプレイすることが大事ですね。

 

めちゃくちゃおもしろい公演なのですが、その難易度から間違いなく初心者にはおすすめできないです。

面白いがゆえに1回しか味わえないのでこの公演にいつ行くかがすごく難問だ・・・

 

 

累計成功率 30%(2/6)

脱出ゲーム録 05 アルティメットクイズショウ

今回はMTG勢に誘われてスクラップ以外の団体の脱出ゲームに初参加。

かなり評判のいい公演のようでワクワクで挑戦。

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アルティメットクイズショウ

ルーム型 下北沢謎解きcafe  スイッチ

参加日:2018/09/16 10:30

参加人数:6/6(6人 MTG勢)

結果:失敗

謎の難易度:★★★☆☆

探索難易度:★☆☆☆☆

ストーリー:★☆☆☆☆

目新しさ:★★★★☆

爽快度:★★☆☆☆

 

実際にテレビでやっているクイズ番組に参加しているような体験ができ、クイズショウという題材を上手く活かしているなという公演。

比較的順調に謎を解いていたものの最後の最後で失敗。

最後の最後まで特定の人が気を張っていないと失敗するのも良し悪しだなと思いました。(ネタバレにならないギリギリの感想)

累計成功率 40%(2/5)